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微量PCB廃棄物は、分析から処理まで費用も時間もかかります。
「分析費用が無駄になるのでは?」「処理費用も高そう…」と不安な方も、助成金制度を使えば負担を大きく抑えられます。
助成金は先着順のため、早めの検討がおすすめです。
「微量PCB」とは、意図せずにPCB(ポリ塩化ビフェニル)が混入してしまった電気機器の絶縁油や、それに汚染された廃棄物のことです。
法律上の正式な区分名ではありませんが、一般的には低濃度PCBの中でもさらに濃度が低いものを指すニュアンスで使われることが多い言葉です。
PCBは、かつて変圧器やコンデンサーなどの絶縁油として広く使われていましたが、毒性が明らかになったため1972年に製造・使用が禁止されました。
しかし、その後に製造された機器の絶縁油からも、ごく微量のPCBが検出される事例が2000年代に相次いで発覚し、対応が必要になっています。
0.5mg/kg以下ならPCB特措法上の「PCB廃棄物」には該当せず、通常の産業廃棄物として処理できます。0.5mg/kgを超える場合は「低濃度PCB廃棄物」として、令和9年(2027年)3月末までの処理が必要です。
低濃度PCBの判別には、まず機器の銘板で高濃度PCBでないことを確認したうえで、絶縁油を採取して分析する必要があります。
メーカー出荷時にはPCBが使われていなかった機械でも、長年の使用でオイル交換などが行われた場合、そのオイルにPCBが含まれていた可能性があります。
現在その機械にPCBが含まれているかどうかを判断することは難しいため、このようなケースも助成金の対象になります。
2025年4月から、国(環境省)による「低濃度PCB廃棄物の処理費用助成制度」がはじまりました。
古い電気機器をお持ちで、絶縁油にPCBが含まれていないか心配という方は、その調査費用に助成金を使うことができます。調査してPCBが含まれていなかった場合でも、分析助成金は受け取れるので安心してご依頼ください。
東京都は独自の助成金があり、原則として国の助成金と併用します(国の助成金の受付終了時・対象外の場合は都のみでの申請も可能)。
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例)トランス(変圧器)・コンデンサー(蓄電器)・リアクトル・変成器・放電コイル・整流器・開閉器・遮断器・サージアブソーバー(避雷器)等
助成対象者
個人/中小企業団体/マンション等建物管理組合法人/中小企業/会社以外の法人
微量のPCBに汚染された可能性のある変圧器及びコンデンサー類の電気機器の絶縁油の分析費用
1台あたりの助成対象経費から、国の助成金の額(1検体上限10,000円)を控除した額の2分の1(都の限度額:1台あたり12,500円)
※原則、国の交付決定を受けた後の残額に対して都の助成を申請します。国の助成金の受付終了時・対象外の場合は、都のみで対象経費の2分の1(限度額12,500円)が助成されます。分析結果でPCBが含まれていなかった場合も助成対象です。
絶縁油を分析して電気機器等にPCBを含有(PCB濃度0.5mg/kg超)していることがわかった場合は、東京都環境局への届出が必要です。助成金申請前に届出を行ってください。
①処分業者 ②収集運搬業者 ③油抜き取り業者(絶縁油を抜き取る場合)にそれぞれ見積もりを依頼して、話がまとまったら契約を締結します。
微量PCB含有が確認された絶縁油・容器・電気機器の処理(運搬・処分)費用
助成対象経費の合計額から、国の助成金の額を控除した額の2分の1
※国の処理経費の限度額:低濃度PCB汚染廃電気機器192,500円/台・小型機器その他(ドラム缶)75,000円/缶・小型機器その他(ペール缶)73,500円/缶
※消費税・地方消費税は助成対象外です。
助成対象物の収集運搬に要する経費。ただし、次の経費は除きます。
ア 助成対象物を、保管場所から運び出し車両に積み込むための経費
イ 積み替え保管場所における作業に係る経費及び積み替え保管場所で発生する経費
ウ 分析時の検体用の油、交付時に使用したビンや容器、ウエス等の汚染物 など
助成を受けるには、1回目:運搬および処分前、2回目:処理後と2回の申請が必要です。ここまで見てきただけでも、内容がとても複雑で時間がかかる手続きであることがわかります。
手続きの負担を抑えたい方は、専門家への相談をおすすめします。
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